鍵の定義

一般的に使われている「鍵」という言葉

鍵の定義

「鍵」とは「鍵本体」の事

みなさんは普段の生活の中で何気なく使っている「鍵」という言葉の概念を意識したことはありますでしょうか?よくよく考えてみると私も今までは、例えば自分が住んでいるマンションの玄関のシリンダー錠が回らなくなってしまった時やに、ついつい無意識に「カギが壊れた!!」、あるいは「鍵が故障してしまった!」と頭の中で考えたり、口に出して言ってしまったりします。しかし、厳密に言うとこれは本当に正しい定義なのでしょうか?実はこの言葉の使い方なんですが、正確に言うとなんと間違っているんです。私も最近知った事なのですが、鍵というものは「錠前」を開け閉めするために使用する、例の刻みだったり穴ぼこだったりする金属製で板状の器具(ここでは正確な定義を伝えるための都合上、あえてこのようなややこしい言い回しをさせてもらいました。)の事で、先ほど例にあげた「シリンダー錠が壊れたと。」いう場合に使う単語としては意味合いにおいて実は不適切なのです。

さて、ここで「錠前」という言葉が出てきましたね。鍵という超メジャーな言葉に比べると、いささか知名度が劣るこの「錠前」というものですが、これがドアノブや門扉に付けられている鍵を使って施錠したり解錠したりするための道具です。さきほどのシリンダー錠も、「錠」という字が付いている通り錠前なのです。さらにわかりやすい例をあげるなら、南京錠や数字錠も錠前の一種です。

では、次項ではいよいよ鍵の歴史に迫ってみたいと思います。

Copyright(c)2014 鍵というもの All rights reserved.